車には買ったときからブレーキがついていて、ブレーキがなければ大事故になってしまいます。
そこで、これまでに車の重要な部品のひとつであるブレーキの基礎や「ブレーキパッドの素材は?」、「レース用と市販車用のブレーキの違いは?」など、ブレーキについてお話ししました。
※ディスクブレーキには、大きく分けて2つ種類がある
⇒車のブレーキの基礎と仕組み。片押し型と対向ピストン型のメリット・デメリット
⇒対向ピストン型の方が効くブレーキ?車のブレーキパッドの素材は?
今回もその続きとして、「ディスクローターの径は大きい方がいいの?」、「国産車と欧州車のブレーキの違いとは?」についてお話ししますね。
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ディスクブレーキは、回転するディスクローターをブレーキパッドで挟み込むことで車を停止させます。
では、このディスクローターの径は、大きい方がいいのでしょうか?
結論からいえば、ディスクローターの径は大きい方がいいです。
ローターの径を大きくすると、ブレーキパッドで締め付ける力が小さくても、しっかり車を止めることができるからです。
また、締め付ける力が小さくても良いということは、寿命も長くなり、高速から急ブレーキを踏んでもブレーキはびくともしなくなります。
小さなディスクローターに強い力でパットを締め付け続けたら、表面を彫ってささくれ立たせることになってしまい、倍力装置に任せて踏んだら2~3回でなくなってしまうんです。
ちなみに、日産GT-Rは、20インチホイールを装着していますが、これは、ブレーキサイズから逆算して導き出されているんですよ。(GT-Rは、390mmのローター径を確保しています)
輸入車は、ローターを消耗品とわり切って考えています。
なので、ローターが軟らかく、パットと同じサイクルで減るように設計されています。
とくにヨーロッパのなかでも、ドイツ車は4輪バランスがいいです。フロントだけでなく、リアもしっかりブレーキを効かせていて、なおかつブレーキパッドとローターの喰いつきがいいんです。ここが国産車とは大きく違いますね。
(引用元:ベストカー)
一方、国産車は、ローターが摩耗しにくいことを重視していて、輸入車よりも交換サイクルが長くなっています。
国産車はブレーキパッドの性能で止める感じで、輸入車はディスクローターとブレーキパッドの両方で止めるイメージです。
ブレーキだけを見ても、国産車と欧州車でこれだけ違いがあるんですね。